リフレクソロジ=足裏健康法

足裏療法について

足はとても大切な存在

日頃の疲れからか、休日になると十数時間も寝てしまう人がいます。寝すぎて頭が重いという経験をしたことがあるかもしれません。これは、十数時間もの間、足にほとんど刺激がない状態が続いたために、心臓に血液を戻す力がどんどん弱まっていき、頭に供給される酸素の量が少なくなることによって引き起こされている症状だといわれています。

また、ひと頃マスコミを賑わせた「ロングフライト血栓症エコノミークラス症候群)」という病気は、席のグレードに関係なく、長時間同じ体勢で飛行機に乗っているために、血液中に血栓(血の塊)ができ、全身の血液循環が妨げられるために起きる症状で、場合によっては死に至るケースさえあります。この「ロングフライト血栓症」も、足裏を刺激して足のポンプを活性化することにより、予防することができるのです。

 

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第一のポンプである心臓から送り出された血液が、第二のポンプである足裏によってまた心臓に送り返される。こうして血液が全身をスムーズに循環して、酸素と栄養素を供給し、二酸化炭素と老廃物を排池するlこの血液循雲 私たちが普段呼吸をすること以上にほとんど意識しないことですが、人間の心身の健康には欠かせないことなのです。

 

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どうして足が「第二の心臓」だといわれているのか、ご理解いただけたでしょうか。
全身が反射投影されているのは足だけではありませんが、足のリフレクソロジーが最も有名なのは、手や耳に比べると刺激による効果が最も明らかだからです。
また、初めてリフレクソロジーを受けてみて、足裏への刺激がこんなに気持ちいいとは知らなかったと言われる方が多くいらっしゃいますが、それだけ身体の他の部分に比べて、私たちが普段気に留めない足裏への刺激は、心地よくリラックス効果が絶大なのです。
「満足」「不足」という言葉に「足」という文字が使われているのは、足は心臓のように重要な部分なのだということを表しているからではないでしょうか。それほど足は人間にとって大切な存在なのです。

 

誰もが悩む辛い肩凝りや腰痛。そもそもなぜ、私たちの身体は「凝り」を感じるのでしょうか。
血液は、身体のすみずみにまで酸素を供給して、老廃物と二酸化炭素を運び去るという働きをしています。そして、筋肉は収縮、弛緩によって、スムーズに血液が循環するよう助ける存在です。
しかし、同じ姿勢を長時間取り続けていると、筋肉は硬直してしまい、私たちの身体には「乳酸」という疲労物質が溜まり始めます。そこへ新鮮な酸素がもたらされると、乳酸は分解され、疲労感は消え去ります。ところが、酸素不足で乳酸が筋肉内で一定量を超えてしまうと、筋肉は徐々にこわばり、血液やエネルギーの流れを圧迫するようになります。これが凝りです。また、精神的ストレスによって、交感神経が興奮し、血管が縮んでしまうと、血行はさらに悪くなり、ますます症状がひどくなるという悪循環が起きるのです。
疲れに悲鳴をあげた筋肉がSOS信号を出しているようなものです。


そこで、筋肉が悲鳴をあげているな、と思ったら、まず身体の中に新鮮な酸素を取り入れるために
深呼吸をしましょう。そして、肩周辺を動かすストレッチ。夜は、足裏を刺激して全身の血行を促します。このような小さなケアを積み重ねることで、私たちはひどい凝りを未然に防ぎ、疲れにくい身体をつくっていくことができるはずです。