リフレクソロジ=足裏健康法

足裏療法について

リフレクソロジー発祥の地は?

リフレクソロジー」という言葉や「リフレクソロジスト」という職業が日本で普及するようになってきたのは、まさにここ最近のことですが、足裏健康法は、決して最近発見された目新しい療法ではありません。足裏が健康増進の鍵になるのだという知恵は、古くから伝えられてきた伝承のようなものだといっても過言ではないでしょう。


土踏まずを刺激する青竹踏みや、足

 


を高くして寝る習慣、「足裏は第二の心臓」という言葉も、日本人の誰もが日々の家庭生活の中でおじいさんやおばあさん、または、ご両親から自然と教えられて身につけてきました。また、昭和初期からは、日本の足裏健康法の草分け、ともいわれる「足心道」も盛んに行なわれていた、と聞きます。
つまり、現在のように西洋医学が身近なものになる前は、おばあちゃんの知恵袋として言い伝えられてきた健康法や民間療法が、長い間私たちの身体を守ってきたのです。

 

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これは世界各国でもまったく同じです。古代から人の手を用いた癒しは、それぞれの民族の問で、数多く行なわれてきました。リフレクソロジーもそうした民間療法の一つとし
て、世界各地のそれぞれの民族の間で親しまれてきた健康法なのです。
では、リフレクソロジー発祥の地とはどこなのでしょう。これには、さまざまな説があり、正確なルーツはつきとめられていません。しかし、今から五千年ほど前には、既に手や足を操む習慣が存在していたことを物語る証拠を、エジプトの壁画や中国の医学書に見ることができます。


また、インドで五千年前から伝承されてきたという伝統医学「アーュルヴェーダ」の中にも、足裏にオイルを擦り込む健康術についての記述が見られます。さらに、中国、インド仏教の経典の中でも足裏はエネルギーの象徴と考えられてきました。


アメリカの中西部に住むネイティブ・アメリカンの中には、出産の痛みを軽減するために足裏を刺激するなど、現在でも引き続き民間療法を実践している種族もいます。

このような歴史から、手や足を刺激することによって得られる効果を人類は直感的に知っていたということが窺い知れます。民族を超えて地球上のあちこちで同じ知恵を共有してきたことに深い興味を覚えずにはいられません。

このような気が遠くなるほどの長い歴史をもつりフレクソロジーですが、現在のように、学問として理論づけられ、フットチャートが完成したのは、ちょうど今から百年ほど前のことになります。