リフレクソロジ=足裏健康法

足裏療法について

ゾーン理論


「ゾーン理論」とは、リフレクソロジーの基礎となっている理論です。これによると、人間の身体には、右に五本、左に五本の合計十本のエネルギーラインが存在します。図のように、身体を十個の断片に分けたとき、あるゾーンにおける刺激は同じゾーンに属する臓器や器官にも影響を与えるのだと考えられ、「ゾーン理論」が誕生しました。

 

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この理論がさらに発展して、反射区の概念が生まれ、リフレクソロジ-が体系づけられました。そして人体がキューッと小さく凝縮されたフットチャートの完成へと至ったのです。

 

 

各国のリフレクソロジI事情①

I自分で自分の身体を守るアメリカ社会
意外に思われた方も多いかもしれませんが、現在のようなリフレクソロジーが生まれ、発達した国はイギリスでも中国でもなく、アメリカなのです。
アメリカでは二十世紀を通じて、西洋医学ではないもう一つの医学「代替医療」を推進する動きが起こりました。

 


代替医療とは、西洋医学以外のすべての療法を指します。リフレクソロジーアロマセラピーカイロプラクティック、鋪治療や漢方薬もこれに含まれます。誠や灸などの効用は、長い歴史に裏づけられてはいますが、科学として解明されていないという点で代替医療の枠組みに入ります。これらの代替医療に共通しているのは、病気を治すのは薬ではなく、人間の身体が本来備えている自然治癒力だという考え方を持っているところです。
代替医療を支持する治療家や患者の多くは、決して西洋医学を否定しているのではなく、お互いの足りないところを補い合いながら、人間らしい治療と治癒を手に入れたいという考え方を持っています。その主張は、さまざまな摩擦をくぐり抜けながら、次第に西洋医学の医師をはじめ、社会全体に受け入れられていきました。そんなムーブメントの中で、リフレクソロジーも人々の間に普及してきたのです。

 

 

公的な健康保険が存在しないアメリカでは、一旦病気にかかると高い医療費を負担しなければならないという社会事情があります。そのため、あらかじめ病気にならないように、自分の身体は自分で守るという「予防の医学」が発達してきました。


フィットネス、オーガニック・フード、サプリメントなどの健康に関する新しい流行が常にニューョークから発信されるのも、アメリカ人の自己防衛意識の高さの表れと見ることができるでしょう。そのせいか、アメリカは世界的に見ても、自分自身で行なう「セルフ・リフレクソロジー」が最も盛んな国でもあるのです。